VRプロモーション事例vol.1 TSUTAYA「360°ホラームービー」
最近ではプロモーションとの連携利用も多くなってきたVRコンテンツ。今回から時期・国内外を問わずVRと連携したプロモーション事例を紹介していきたいと思います。今回紹介するのは、2014年11/22/23/24の三日間で渋谷で行われた、OculusRiftを利用したTSUTAYAのVRプロモーション「360°ホラームービー」。
このプロモーションは渋谷の街頭でOculusRiftをかぶり、合わせて心拍計を装着、心拍数に応じた割引クーポンが提供されるというものです。体験中の映像が公開されていましたのでご覧ください。
プロモーションのポイント
心拍数と連携して、クーポンが貰えるというのは、非常に面白いと思います。ドキドキした分、お得になることで思い切り楽しもう、怖がろうという気にもさせてくれる効果も期待できそう。また人が数多く集まる渋谷の交差点の前で、人に叫ばせるというのは、見た目のインパクト以上に広告の効果がありそうです。
よく、OculusRiftの体験では実際のプレイビューを見せるのか見せないのかということが議題にあがります。見せてしまうと自分の回に回ってきた時のドキドキ感が薄れ、見せないとどんな体験をしているのかがわからない。その点今回のプロモーションでは心拍数という別の指標を共有することで、期待感を与えながらも、実際のホラーの強度を知ることができるという点はよく考えられているプロモーションだなと感じました。
VR体験プロモーションの成功は体験者のリアクションにも左右
VRはどうしても体験者が個別となり、見ているものの共有が少ししかできません。実際試してみたいと思わせるのは、企画の切り口はもちろんのことながら、体験者に何をしてもらうかということが重要になってくるのではないかと考えます。今回のプロモーションでは叫ぶ、怖がるということでしたが、どういったリアクションが人を一番誘引させるのかというのは気になるところです。今後そういったところにも注目してプロモーションを見て行きたいと思います。