2015年01月06日
VRプロモーション事例vol.2 旅行業界×OculusRift 楽天トラベル「バーチャルリアリティ観光体験」
旅行業界とVRの関係はきっと良いという誰しもが思い浮かぶところですが、今日紹介するのはそんな想いを形にした、旅行業界×OculusRift 楽天トラベル「バーチャルリアリティ観光体験」です。このプロモーションは楽天トラベルと長野県が連携し、銀座NAGANO(東京都中央区)にて楽天の研究開発部門である「楽天技術研究所」独自の技術を活用した「バーチャルリアリティ(VR)観光体験」イベントを、国内旅行会社として初めて開催したというものです。
コンテンツとしては、2015年4月に御開帳を迎える「善光寺」や、パワースポットとして人気の「戸隠神社」などといった長野県の観光スポットを見せるというもので、この試みをまとめた動画が公開されていましたので、下記からご覧ください。
プレスリリースによると、360度動画ではなく、実写の静止画像を用いて、更に空間内を被験者の操作により自由に移動可能にしたというものとの事。主体的に動けるというのがどのレベルなのかにもよりますが、見ているだけよりも没入感が高そうな試みだと思います。
観光とVRは蜜月の関係となるか相反するか?
現在のVRの技術は完璧ではありません。多くがプロトタイプであり、ハード側もコンテンツ側も手探りという状態だと思います。観光とVRと聞いて、懸念事項としては「見て、それで満足されてしまう」「中途半端に見えてしまう分、興味関心が逆にそがれる」などと言った所があると思います。そういった懸念事項をどう払拭するか、ハードの発展と、ただ360度見渡せれば良いというものでは無く、コンテンツをどう作るか、どう見せるかが、鍵になってきそうな気がします。