2014年11月19日
Samsung VRを想定した360度撮影可能な3Dカメラ「Project Beyond」
VRのコンテンツは様々な表現がありますが、大きく分けるとCGと実際に撮影したものに分けられると思います。今日紹介するのはVRの実写コンテンツの質を飛躍的に向上させるだろうと期待が持てる、Samsungが開発したVRを想定した360度撮影可能な3Dカメラ「Project Beyond」です。
このカメラは同じくSamsung からオキュラスと共同で開発したGearVRを想定して開発されたそうで、GearVRにストリーミング再生なども可能になっています。実際の撮影シーンやVR利用のイメージがまとめられた公式のプロモーションビデオが公開されていましたので下記からご覧ください。
動画は以下から
カメラ自体は17台のカメラで構成されており、360度余すこと無く撮影できる機構になっています。このカメラ設計は現状のリグなどを利用した複数台構成の撮影機材よりも距離による空間の繋ぎ目の問題を大きく改善してくれそうです。
現状、開発段階とのことで、発売スケジュールや価格などは未定となっていますが、VRコンテンツ制作者にとっては間違いなく必要な一台になってきそうです。
数多くリリースされる全天周型360度カメラの覇権を握るのは?
現状、海外のスタートアップや国内のメーカーを含めて数多くの360度カメラの開発やリリースがされていますが、ここまでVRを見込んでのものは初となるのではないでしょうか?VRHMDが現在様々な端末がリリース・発表されているなか、コンテンツを制作する360度カメラ自体も同様に群雄割拠の時代に突入しそうです。こちらもどのカメラが主流となっていくのか興味深く追いかけてみようと思います。
プレスリリース
Project Beyond – Think Tank Team – Samsung Research America