2014年10月17日
OculusRiftが3Dサウンドに対応することを明らかに
現在クレセントベイと呼ばれる製品版のプロトタイプが発表され、新情報が続々とリリースされていますが、またひとつ新しい情報が今回お伝えする、3Dサウンドへの対応です。OculusはVisisonicsからRealSpace3DAudioとよばれる3D空間オーディオ処理技術のライセンスを供与されていることを発表しました。
没入感を向上させるためには欠かせない音が、さらにリアルに空間的に再現される技術はVRの期待値をさらに高いものにしてくれそうです。
クレセントベイでは、ヘッドフォンが統合されているとのことでしたので、このRealSpace3DAudioにも対応し、立体音響に対応していくことが想定されます。
現状で言うと立体音響を録音するためには特殊なデバイスが必要で、現状ですとライセンス提供元のVisisonicsでは、64のマイクと5台のカメラを利用した、「REALSPACE™ AUDIO CAMERA」が開発・提供されています。まだ市販モデルというものではなく、これらが一般の開発者が手にするまでにはかなり時間が掛かりそうですが、3Dサウンドが組み込まれたOculusRiftはさらにリアルなバーチャルリアリティの世界を展開してくれそうです。
REALSPACE™ AUDIO CAMERA
バーチャルリアリティと音
視界は立体的で空間的なのに音が平ぺったいとやはり現実味は薄れます。こうしたリアルに近づく工夫を積み重ねることで、さらなる没入感が望めそうです。ここにきて飛躍的に関連技術も含め、現実的なものになりつつVR。スマートフォンと同様に大きなイノベーションの波が来ているのかもしれません。